はじめに
「インドネシアでの生活って、どんな感じなんだろう?」
そう思う方は、多い…..ことはないかもしれませんが、興味を持っている方はきっといるでしょう!
この記事では、私がインドネシアでの留学生活の中で感じた「日本との日常の違い」をご紹介します。
文化や習慣の違いに戸惑いつつも、毎日が発見の連続で、とても面白い日々でした。
実際に現地で体験したからこそ気づけたリアルな違い、10個を厳選してお届けします。
1. 外食が当たり前

インドネシアでは、外食文化が非常に根付いています。
友人に聞くと、
「自炊するより安いし楽」との返答が。
それもそうです、屋台のごはんはたいてい100円ー300円で十分すぎる量を食べることができます。
家族と共同生活する場合は自炊もしますが、学生にはテイクアウトもしくは外食が一般的です。
そのため、朝から夜までワルン(屋台)やレストランが大賑わい。
学校の周りや住宅街の中には、たくさんの屋台がずらっと並ぶエリアがあり、毎日飽きずに過ごすことができます。
私も昼食は毎日外食またはテイクアウトで、数多の屋台から自分のお気に入りを探したり、新しいメニューに挑戦したりと、ごはんがいつも待ち遠しかったです!
2. なんでも揚げる!とにかく揚げ物!
パーム油が容易に手に入りやすい環境なのか、それとも素早く火が通る調理法が屋台という形態に好ましいのか、
理由は様々に考えられますが、
テンペ(大豆を固めて発酵させたもの)、バナナ、鶏肉、魚、ゆで卵まで、本当になんでも揚げます!
日本にいたころと比べて油の摂取量が桁違いで、胃もたれしやすい私は適度に距離を置きながら食事を楽しんでいました。
3. 野菜や果物がとにかく安い

市場では、パパイヤ、マンゴー、バナナなどの南国フルーツが山盛りで売られています。
しかも驚くほど安い。
マンゴーのシーズンに留学していたので、街中で山盛りのマンゴーが 1キロ100円~ 売られているのを、日々見ていました。
おかげで、朝食はマンゴー1つをまるまる食べるという贅沢な習慣がついてしまいました。
4. 早朝に流れてくるお祈り
インドネシアは全人口のうち、87%以上がイスラム教を信仰するムスリムとされています。
そのため、ムスリムの方の生活が日々の基本となっていると言っても過言ではありません。
(私が滞在したボゴールという都市はムスリムの方が大半を占めていたので余計にそう感じるのかも)
そんな彼らにとって重要なのが、毎日決まった時間に行うお祈り。
基本的に1日5回とされており、一番早い時間帯だと日の出前に行われます。
私の寮近くでは、4時半~5時ごろに街中に聞こえる音量でお祈りの呼びかけが流れます。
はじめは朝ゆっくり寝れないのではと不安ですが、慣れてしまえば目が覚めることも少なくなります!!
5. 歩かない!移動はバイク or 乗り合いタクシー
大学生以上の人はバイクを持っていることがほとんどです。
Gojek や Grab などのタクシー配車兼デリバリーサービスアプリがとても普及しており、
バイクを持っていないひとでも、数分でバイクに乗ることができます。

また、アンコット(angkot)という乗り合いタクシーもたくさん走っています。
基本的に料金一律(距離が遠すぎるとたまに追加料金を求められる)なので、
ぼったくられないように料金を調べておくと安心です。
注意点としては、車内でスリがとても多く、運転も荒いことがあるので、乗車中は気をつけてください。
気分転換に街中を少し散歩することもありますが、道がそもそも歩くことを想定されていない状態のような場所も多く、そんなときは無理に歩かないことをおすすめします。
6. 時間に対して少しルーズ
約束の時間になってから、「いまから準備するね」と言われることもしばしば。
もちろん個人差はありますが、日本ほど時間通りには進みません。
「まあ、そんなものか」と割り切る心が大切です。
困っていると、通りすがりの人が自然に助けてくれる。
見返りなんて求めず、あたたかく声をかけてくれる人ばかりで感動しました。
7. メッセージの返信が早すぎる
日本だと、返信が1日後になることなど普通に起こりえると思います。
ですが、インドネシアでは常にオンラインなのではないかと思うほど、即座に返信が返ってきます。
友人には、「2時間程度返信が遅れたらとりあえず謝ったほうがいいよ」とも言われました、、、。
授業関連の連絡をはじめ、すべてがメッセージアプリ上で行われるからこそ、
常にメッセージは気にしているようです。
8. なんでもSNSでシェア
食べたものや、いましていること、友達との写真などなど、何でもSNSでシェアします。
「他人に見せる前提の生活」が自然に文化として根付いている印象でした。
そのため、誰がいまどこで何をしているのかが、聞かずともわかるような状態です。
9. 当たり前のように助けてくれる人たち
インドネシアの人はとにかくフレンドリーで親切です。
宗教的な教えもあり、困っている人を助けることが彼らの当たり前となっているように感じました。
困っていることを正直に伝えれば、想定の数倍のサポートが返ってきます。ありがたい。
10. 地域間で大きく異なる習慣
インドネシアは日本の約5倍の面積を誇ります。
多様な気候に加えて、地域ごとに信仰宗教割合も大きく変わります。
厳格なイスラム教文化圏では、結婚していない男女が二人きりで遊ぶと罰が与えられることもある一方、
キリスト教が優占する地域では、犬や豚など生きとし生けるものはすべて食べるというような風習をもつ場所もあります。
そのため、インドネシア渡航前には渡航先の風習や望ましくない行動などを調べておくことをおすすめします。
【余談】日本が好きな人が多い!
「日本が大好き!」「いつか行ってみたい!」という声を本当によく聞きます。
植民地支配など、歴史的には複雑な関係もあったはずなのに、
純粋にアニメや文化を好きでいてくれるのが印象的でした。
AKB48系のJKT48(ジャカルタ48)の人気ぶりや、たくさんの日本食屋さんからも、日本への愛が感じられます。
おわりに
いかがでしたか。
インドネシアには、日本とは違うとても面白くて愛おしい文化があります。
ぜひ、現地で体感してみてください!!