はじめに
「海外の大学院、ちょっと気になるけど、何から始めればいいのかわからない…」
そんな風に思ったことはありませんか?
実際、興味はあっても準備の仕方がわからず、結局あきらめてしまう人も少なくありません。私自身、ヨーロッパの大学院に合格するまで、本当に手探りの連続でした。
でも今振り返ってみると、「やっておいてよかったこと」や「もっと早く始めればよかったこと」がはっきりと見えてきます。
この記事では、私自身の経験をもとに、大学1年生から4年生まで、それぞれの学年でやっておくと役立つことを紹介していきます。
これを読めば、きっとあなたも今すぐ行動を起こしたくなるはずです!
学年別:やっておくといいこと
大学1年生
授業に出席する習慣をつけよう
海外大学院への出願には、成績(GPA)の提出が必要です。出席点が成績に影響する授業も多く、授業中の説明には試験に出やすいポイントもたくさん。早いうちから「ちゃんと出席する」習慣をつけておくことが大切です。
興味があることには挑戦してみよう
大学生の時間は思っているより短いです。視野が一気に広がるこの時期に、いろいろなことに挑戦してみましょう。失敗しても、何かしらの学びや出会いが得られるはずです。
アルバイトをしてみよう
バイト禁止の高校に通っていた人にとっては、社会経験を積むチャンス。マナーや時間管理など、社会人としての基本スキルが身につきます。
英語学習は早めにスタート!
英語を使いたいと思っているなら、少しでも早く始めるのがベスト。1日5分でもOKです。習慣化がカギ。
奨学金情報を集めよう
奨学金は、経済的に困窮した学生への援助を目的としたものも多いですが、
家庭の収入に関わらず、意欲ある学生を支援する「給付型奨学金」も多く存在します。特に1年生を対象としたものもあるので、早めの情報収集がカギになります。
大学2年生
成績を意識して維持・向上しよう
GPAは出願時に重要な要素。専門科目が増え、成績が安定しづらくなる時期でもありますが、ここでの努力が後々効いてきます。
興味分野を少しずつ絞ってみよう
自分がどんなことを深く学びたいのか、専攻内でも方向性を見つけ始めましょう。今後の選択がグッと楽になります。
大学3年生
成績の維持は継続!
難易度も忙しさも増してくる時期ですが、引き続きコツコツと頑張りましょう。
研究室や専門の決定
学部によっては研究室配属が始まるタイミングです。自分の「興味」を軸に選びましょう。
英語資格の取得
出願に必要なIELTSやTOEFLなどの英語スコアをとっておきましょう。研究の忙しさも考慮して学習計画を立てるのが良いです。証明書の有効期限は2年間なので、出願の1年前くらいに取得するのが安心です。
大学4年生
出願する大学院を決める
興味や研究分野、奨学金制度などを調べて、出願先を決定しましょう。
大学院出願に向けた準備を本格化
志望理由書や推薦状、必要書類の準備はここで一気に進めます。
※これらの具体的な準備内容については、以下のページで詳しく解説しています。
私の経験談:実際にやってきたこと
大学1年生
・4月:研究に興味を持ち始める
初回の授業で教授たちが研究内容を紹介してくれたことをきっかけに、面白そうな研究室にアポイントをとって話を聞きに行きました。
・5月:アルバイトを始める
歯科助手、パン屋、居酒屋など、いろんな職種を経験。人との関わりが好きな私にとって、すごく楽しい経験でした。
・6–7月:国際的な活動を探す
「国際的なことをしてみたい!」という思いから、1年生でも参加できるインターンを探し、NICEという国際NGOでのインターンが決定。
・8–9月:インターンシップに参加
実際にイベントの運営側として活動し、リーダーシップやチームで働く力を実感。いわき市でのワークキャンプを通じて、日本の農業問題にも触れました。
大学2年生
・3月:タイでの短期留学
1カ月間のプログラムで、タイの農業問題を現地で学びました。実際に現場に行くことの大切さと、異文化交流の面白さを実感。
・4月:海外交流サークルの代表になる
月1イベント、英語ランチ会、文化祭出店などを通じて、リーダーシップや企画力を高める機会に。
・9月:JICAインターンに応募・合格
より専門的に国際協力を学びたいと思い、挑戦しました。
・2–3月:JICAインターンでカメルーンへ渡航
初のアフリカ滞在。現場での学びはもちろん、健康管理や文化理解、偏見との向き合い方など、たくさんの気づきを得ました。
大学3年生
・4月:早期卒業を意識し始める
成績が基準を満たしていたため、本格的に早期卒業(3年間での卒業)を検討。
・5月以降:留学用の奨学金を探して申請
これまでの留学・インターンシップ費用も自分で賄っていた関係で、大学院留学も自分で出資すると決めていたため、複数の奨学金に挑戦。
・8–12月:インドネシアでの交換留学
初の長期滞在。イスラム文化の中で生活し、異なる価値観に触れる貴重な経験となりました。
・10月〜:海外大学院に出願開始
・2月:Erasmus Mundus Joint Masterへの合格決定!
倍率100倍となったコースに合格。授業料全額免除+毎月の奨学金という条件での進学が決まりました。
おわりに
いかがでしたか?
ここで紹介したことは、海外大学院を目指すにあたって「やっておくと役立つこと」の一例にすぎません。大事なのは、「やってみたいな」という気持ちを大切にすることだと思います。
このサイトの情報も活用しながら、一歩ずつ、自分の夢に近づいていきましょう!